2021.07.29子育ての難しさ(>_<)
青森県歯科医師会館へ青森県学校歯科保健研究大会へ行ってきました。青森駅についてまだ時間に余裕があったので徒歩で善知鳥神社へ。その後、歯科医師会館まで徒歩の結果、汗だくで会に出席するという、お見苦しい感じになってしまいました。でも、おみくじは大吉でしたよ。
小学校・中学校・養護学校の養護教諭の先生方が学校での取り組みを発表しました。コロナ下で給食後の歯磨きを止めたところ、歯肉炎の増加が認められたことや、飛沫対策しながら歯磨きする工夫のお話もされていました。
その後に青森市で開業されてる土岐 志麻先生によるご講演がありました。
歯並びはお口の周りの筋肉(唇、舌、噛む筋肉)が影響するといわれているので、患者さんに私も、よく噛んでね、とお伝えすることがあります。よく噛むには、食事の時に水や牛乳、お茶を置かない、なるべく加工されていない食材を使う、白米よりは玄米、具沢山のお味噌汁にする、等々をすると噛まなければいけない食事になるといわれてます。自分の娘にもなるべくそうしているのですが、なかなかその通りに食べてくれなかったり、食べてはいるけどはたしてよく噛めているのか、丸のみになっていないか、と判断ができないでいました。
土岐先生のお話で、噛む筋肉の確認方法や様々ある筋機能訓練の中で効果的な方法を実例をもって説明してもらってすごく納得しました。一口の適量の判断方法などもわかりやすかったです。また、授乳の時の舌の動きと食事の時の舌の動きの変化をわかりやすく説明されていて、正しい舌の動きを覚えるために離乳食があるのだとお話しされていました。永久歯が生えているような子供さんでも、授乳の時の舌の動きのままの場合もあり、そういう子が、離乳食をやり直すことできちんと正しい舌の動きを獲得している症例も見せて頂きました。
食べる姿勢の大事さもお話ししていました。食べるときに口を開けてくちゃくちゃ食べるのはよくないよ、とは言いますが、飛沫にもなってしまうので、今であれば感染防止対策にも必要なことですよね。
また、日本学校歯科医会で出しているポスターを教えていただきました。いかに飛沫を防いで歯磨きをするか、というポスターです。本当に今までの食育に関する疑問の分厚い壁に大きな風穴があいて爽やかな風が吹き込んできたような清々しい気持ちで終わった2時間の講演でした。
爽やかな気持ちで外に出ると、暑いのは厚いのですが、爽やかな潮風の風景があり、諏訪神社まで歩きました。
諏訪神社はイルカが参拝に来たという伝説のある神社だそうでお手水のところにイルカがいました。