2020.08.30オンラインでシンポジウム(゜o゜)
テレワークの波が歯科界にもやって参りました(*_*)
なんと、九州までいかなくても講演が聞けてしまうという、時間もお金も節約できて参加できる優れもの。
ただ、閲覧期間が1週間でその間に好きな時間に視聴できるということで、結局、見始めたのが最終日(日曜日でよかった((+_+))
講演1では、演者の児玉先生が日航ジャンボの事件の頃から、東日本大震災や九州の豪雨による災害に至るまでかかわってきた、多職種とのかかわりや、ご遺体との出会いを話していただき、とても引き込まれる内容でした。
講演2の花岡先生は、大規模災害の定義についてお話していただきました。大規模災害には明確な基準がなく、県や市町村など、それぞれの団体が定めるレベルの基準があるとのことでした。そして、歯というものの特異性(人体の中で最も硬い組織であること、個人でそれ歯並びや虫歯の状態、歯周病の状態が違うことなど)が、個人識別に有用であることを元に、生前の状態と死後の状態と比較・照合することが出来る唯一の器官であることをお話ししていただきました。
講演3では太田先生が災害時に物資不足によって被災者の健康が損なわれることについて、多職種での情報交換が必要であること、口腔ケアが必要であることを自身の経験から、多職種連携にいたるあれこれの苦労を交えてお話ししていました。
災害時には死亡原因が他の病因を抜いて肺炎が1位になっています。今回コロナでの歯科医院の受診控えや訪問診療控えが起こっています。感染予防にはやはり、人との接触を避けるべきではありますが、それであればなおさら、口腔ケアの大切さを伝えていかなければならない、と痛感しました。
出不精な私には、ハードルが低くて参加しやすい反面、1週間いつでも視聴はちょっとのんびりしちゃいました、たぶん、zoomの方が気合が入る気がします。